中村歯科医院

  • 〒361-0071 埼玉県行田市栄町12-10
ご予約・お問い合せはこちら
048-553-1580

一般歯科

General dentistry

General dentistry虫歯

虫歯の原因

虫歯

歯垢(プラーク)に含まれる細菌(ミュータンス菌)は糖分やタンパク質を分解します。これが虫歯の原因です。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かして虫歯を作ります。

歯みがきをしていなかったり、甘いものをたくさん食べているのに虫歯がない人は、もともと持っている細菌の量が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなどの成分を元に戻してくれる働きを持つ「だ液」の力が強い人です。

虫歯は、以下の3つの要素が原因であると言われています。
1.歯質
歯質は一人一人異なり、虫歯になりやすいかどうかを左右します。歯質を強化するためには、歯の再石灰化を促進するフッ化物を利用したり、だ液の分泌を促進するためによく噛んだりすることが効果的です。
2.細菌
キシリトールやフッ化物には、虫歯の原因となる細菌の活動を抑える働きがあります。これらを活用したり、歯科医院でのメンテナンスで歯垢(プラーク)を除去しましょう。
3.糖分
糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、虫歯になりやすい状態になります。間食を控えたり、糖分の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送ることを心がけましょう。

虫歯はこうして進行します

初期の虫歯
C1初期の虫歯

歯の表面はエナメル質で覆われており、虫歯はまずエナメル質に発生します。エナメル質が虫歯になると、光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。虫歯は上の歯と下の歯の噛み合せの部分や、歯と歯の間などに発生しやすく、この段階ではまだほとんど痛みはありません。

歯の内部まで進行した虫歯
C2歯の内部まで進行した虫歯

エナメル質の内側には象牙質がありますが、虫歯が象牙質まで進むと虫歯の部分が黒く見え、冷たいものや熱いものを食べた時に歯が痛むことがあります。

神経まで進行した虫歯
C3神経まで進行した虫歯

象牙質の内側には、神経や血管が密集した歯髄があります。虫歯がさらに進行して歯の神経まで虫歯菌に感染してしまうと歯髄炎となり、歯がひどく痛みだします。こうなると、虫歯になった部分の歯を削るだけでなく、歯髄まで取らなくてはなりません。この段階まで進むと治療が終わるまで時間がかかるうえ、歯髄を取ると歯がもろくなってしまいます。

歯の根(歯質)が失われた歯
C4歯の根(歯質)が失われた歯

虫歯によって歯の上の部分がほとんど溶けてしまい、歯の根に当たる歯根まで虫歯が進行した状態を残根といいます。このような歯の根だけ残った部分の先端、すなわち歯槽骨(しそうこつ)の中に膿の袋ができることがあります。この膿の袋が炎症し腫れてきます。ここまで進むと歯を抜かざるをえなくなる場合が多くなります。

Medical根っこの病気

歯の根っこの中には根管と呼ばれる管があり、そこには歯の神経や血管が通っています。根管まで達した虫歯に対し、歯をできる限り残すために行う治療が「根管治療」です。

歯の根っこの先に病気がある場合、下記のような症状がみられます。

  • かむと痛い
  • 歯茎が腫れた
  • 膿が出る
  • うずく感じがする

風邪をひいて体調を崩していたり、寝不足など抵抗力が落ちている時にも症状が出ることがあります。

基本的には、ばい菌と戦う抵抗力を戻すためにしっかり体調を整え、場合によっては抗生剤を飲んで症状を落ち着かせ、根っこの治療を行っていきます。

Medical知覚過敏

基本的には誤った歯ブラシの使い方が原因で起こります。
ひどくなると歯に大きな溝ができてしまいます。そのためまずは歯ブラシの持ち方や当て方の改善からしていくことが大切です。

まず歯ブラシの当て方指導をし、知覚過敏のお薬を塗ります。
それでも治らない場合は溝を樹脂(プラスチック)で蓋する治療、最悪の場合神経の治療が必要になることもあります。

また、かみ合わせやくいしばりと関連している場合はマウスピース使用することがあります。